みなさん こんにちは。那覇市若狭の歯科クリニック、はやし歯科クリニックです♪
この時期は学校での歯科健診があり、虫歯を指摘されたお子さんが
来院されることが多くなります。
学校の歯科健診では初期虫歯(CO)の表示がされている歯があります。
虫歯は、虫歯の原因菌が出す酸によって歯が溶かされ、
歯に穴が開いてしまう病気ですが
初期虫歯は穴の空いたむし歯になる一歩手前の状態です。
それが「要観察歯:CO(シーオー)」と呼ばれるものです。
COでは痛み等の自覚症状がなく、見た目も健康な歯とほとんど変わらないため、
見逃しやすいのが特徴です。しかしよく見るとエナメル質が白濁していたり、
歯の断面をX 線写真で見ると表面は健康な部分と同じように白く写るのに
歯の内部はミネラルが溶け出していて密度が低く、暗く写ります。
表面だけ残り内部がスカスカになった初期虫歯は、その状態が続けば、
表面が崩れて穴の開いたむし歯になってしまいますが、
フッ素によって「再石灰化」を促進し、修復することができるのです。
「むし歯は削るのが当たり前」と思いがちですが、
むし歯もごく初期の頃であれば、お口に備わった自然の力で治すことが出来るのです!
「C1」以上のむし歯になると、その部分を削って埋めるしか治療の方法がありません。
「再石灰化」を優位に働かせるためには
唾液の力が十分に発揮される時間をつくってあげることも大切です。
食事と食事の間に摂る間食の回数に注意し、
ダラダラ食べ、ダラダラ飲みをなくしましょう。
初期むし歯の段階できちんとケアができるかどうかが
むし歯になるか、健康な歯に戻せるかの分かれ道になります。
毎日の適切な歯みがきや間食の摂り方が大事なポイントになってきます(^^)/
また市販のハミガキ粉にもフッ素入りの商品が最近は多くあります。
フッ素には、この再石灰化を促進する効果があることが知られており、
虫歯の進行を抑制する働きがあります。
当院でも口腔ケアを行った際に希望する患者さんへフッ素塗布をしています。
これからゴールデンウィークに入りますね♪
このご時世で外出自粛になるかとは思いますが、おうち時間での
間食の摂り方や生活習慣に気を付けて過ごしてくださいね(*^_^*)
☆4/29(木)~5/5(水)まで当院は休診とさせていただきます。
ご迷惑おかけ致しますが、よろしくお願い致します。