みなさん こんにちは。那覇市若狭のはやし歯科クリニックです♪
時短で食事が済まされる事が多くなった現代社会。
仕事•家事•育児の忙しさにかこつけて
空腹を満たすだけ、それとなくエネルギーの補給の為
そんな食習慣になってはいないでしょうか。
時間に追われて早食いになると、咀嚼回数が減少し、
また早食いに適したメニュー(カレー、麺類、雑炊等)を
選択してしまえば、咀嚼する必要もあまり無くなってきます。
幼少期より、ほとんど噛まなくてよい食事が
習慣化すると「流し込み食べ」が身についてしまいます。
食べ物をお口に入れたあと噛みながら飲み物で流し込んでしまう食べ方です。
これ程までに咀嚼回数が減った要因の1つとして
食生活の変化や食品の加工技術の進歩が挙げられます。
最近では、「飲む〇〇」といった食品をよく目にします。
時間が無くても手軽に空腹を満たせる食品として
働き盛りの若年層を中心に人気があるそうです。
これらの食品をこそ咀嚼を必要としない究極の食事(嚥下食)です。
病気の後遺症等で上手く噛めない為の補助栄養
介護食という位置づけであれば納得できるのですが
噛める人が噛まずして飲み込むだけの食習慣として
定着してしまうと、咀嚼機能の退化は当然の事と言えます。
こうした食習慣によって顎が十分に発育せず
生じた顎の発育不全が次の世代に継承されています。
その結果、現代人は骨格は華奢で細長い顔貌となり
虚弱化した口腔の形態、機能的な異常が増えてきています。
噛まない食習慣が続いた人類の成れ果てには
宇宙人のような顎の細い顔貌になってしまうのかも?(笑)
30回は噛みましょう!とよく聞きますが
食事によって噛む回数は異なる為、
何でもかんでも30回の咀嚼を指導するより
その食べ物に合わせた噛み方を考えて、楽しく美味しく頂きましょう。
皆さんの少しの意識で食習慣を変えましょう♪